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昭和49年 3分冊+解題 袱紗付属 ゆうメールレターパック規格外 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
枕草子
池田利夫
しゅんしょしょう
『枕草子』の書名について
『春曙抄』と呼ばれる注釈書がある。正式には『枕草紙春曙抄』といい、江戸時代初期の古典学者北 村季吟(一六二四―一七〇五)の作であるが、この書名が『枕草子』第一段の書き出し 「春は曙」に依 拠しているのは誰にでもわかることである。『枕草子』の伝本には、三百段前後の章段の配列に大き な違いのあるものがあって、四系統に区別して考えるのが普通であるが、この「春は曙」に始まる段 は、どの系統に従っても冒頭に据えられている。「春は曙」とは「春は曙に限る」という意味であり、 季節に応じて一日の内でどの時が一番佳いか、ということを問題にしている。
平安中期の随筆。清少納言作。長保2年(1000)ころの成立とされる。作者が一条天皇の中宮定子ていしに仕えていたころの宮仕えの体験などを、日記・類聚るいじゅう・随想などの形で記し、人生や自然、外界の事物の断面を鋭敏な感覚で描く。源氏物語と並ぶ平安女流文学の双璧そうへきとされる。
出典 小学館デジタル大辞泉に
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